手を洗う・マスクをつける・社会的距離をとる

イギリスで行ってきた感染対策とはどのようなものだったのか。


3月23日から行ってきたロックダウン1.0だったが、5月10日、Stay HomeスローガンをStay Alert「警戒を怠るな」へ変更。6月1日より学校の一部を再開。6人までであれば屋外で会う事を承認。6月8日よりイギリス入国、帰国したものへは2週間の自己隔離。6月15日より商業店、動物園、礼拝所が再開。公共交通機関でのマスク着用を義務化。7月4日よりパブ、映画館、レストラン、美容室の営業再開許可。7月10日よりホリデー解禁。スペイン、イタリア、フランス、ドイツなど59か国から帰国しても2週間の自己隔離が必要なくなる。


こうして徐々にロックダウン1.0を緩和させてきた。しかし専門家の中には、この緩和が早すぎたとの声がある。そして次に政府が提示したスローガンが「Hand・Mask・Space」として手を洗う事、マスクを着用する事、社会的距離を取る事を国民に推奨していくしていのくのだが、なかなか国民がこのスローガンに従うという事はなかったように思う。8月にはロックダウン1.0で大打撃を受けた飲食店をサポートする為の「Eat out to Help out」を導入。しかし、9月に入ると、また感染者が増加を見せ始める。そして2度目のロックダウンを避ける為、10月14日から新たな規制を導入。

イングランド適用のみ今回は説明する。
Tierアラートシステムを導入し地域ごとのリスクレベルを「Tier1Medium」「Tier2 High」「Tier3 Very High」と設定された。(下記参照)住んでいるエリアのよってTierやその他の追記規制があるので下記サイトから在住のポストコードで検索できるようになっている。

https://www.gov.uk/find-coronavirus-local-restrictions

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Tier1
・屋内外、会うのは6人まで
・パブ・レストランは午後10時に閉店

Tier2
・違う家族との屋内で会う事を禁止
・引き続き屋外では会うのは6人まで
・引き続きパブ・レストランは10時閉店

Tier3
・屋内外、庭や公共施設においても違う家族と会う事を禁止
・公園などの屋外スペースでは6人まで会うのは可
・パブ・バーなど料理提供を行わない店は閉店
・Tier3エリアへの移動、Tier3エリアからの移動を禁止

さらに国全体の規制事項として、
・屋内・屋外で同居人以外と会う時は最大で6人まで。
・基本的に在宅勤務が可能な職種は在宅勤務をする事。自宅で仕事ができない職種のみ出勤が認められている。
・Tflは引き続き徒歩や自転車での移動を勧めているが、公共交通機関を利用の場合は顔を布で覆うかマスクを着用しなければならない。違反者の罰金は200ポンド。
・スーパーマーケットやショップ内での買い物の際にもマスクの着用を義務付け。
・パブやレストランは22時に閉店。
・テーブルは事前予約をし、NHSCovid19の追跡システムに登録、QRコードを読み取らなければならない。オーダーや会計はアプリを使用するという対策が取られている。

まずは国全体の規制。今回はイングランドのみの対策を説明したが、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドによって異なる規制。さらには住んでいるエリアの規制と国民は3段階に分かれた感染対策に従わなければならず、正直言って、非常に複雑極まりない感染対策であった。筆者の周辺では、きちんと全ての規制を理解して行動をしている人は残念ながらいなかったように思う。

(参照: 英国政府、NHS、BBC、TfL、在英国日本国大使館 ほか)

新型コロナウイスル対策 企業・組織における初動対応ガイドライン

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