編集部コラム ビタミンDの免疫調整作用は新型コロナウイルス感染症に効果的なのかどうか 2021年3月4日 上気道炎(鼻やのどなど上気道に起こる炎症)予防の目的でビタミンDを投与することは有益とされており、ビタミンDと季節性に変化する感染症とのあいだには、何らかの関係があると考えられる。では、なぜビタミンDの免疫調整作用が感染症のリスクを減らすことができるのか。新型コロナの発症や重症化を防げるのか。これにはいくつかのメカニズ... 編集部
編集部コラム 新型コロナウイルス感染症軽症重症 新型コロナウイルス感染症・なぜ軽症化と重症化する人がいるのか 2021年2月28日 新型コロナウイルス感染症では、感染しても約80%の患者が無症状か軽症で済む。重症化しやすいと言われているのは肥満、高齢者や基礎疾患のある患者だ。約15%は重症肺炎になり、約5%は致死的なARDS(急性呼吸促拍症候群)という呼吸不全に陥りICU(集中治療室)での治療が必要になる。新型コロナウイルス感染症において「重症化」... 編集部
編集部コラム 新型コロナウィルス感染対策コロナウィルス感染対応ガイドライン 新型コロナウイスル対策:発症者を介助するために揃えておきたいもの 2021年2月26日 発症者を介助する人の感染対策について 発熱、乾いた咳などの症状が出て発症した時、「その時」が最も感染力が強いことから、社員が、生徒が、家族が感染したときのことを考えておくのは重要なことです。感染を最小限に止めるために、感染の確定診断を待つことなく、速やかに適切な対応(初動対応)を取るため、まずは何を用意しておくべきか確... 編集部
編集部コラム ロックダウンが招いた「孤独」は現代の伝染病・その対策は 2021年2月25日 イギリスにはMinister of Lonliness「孤独問題担当大臣」が存在する。(現在Diana Barran, Baroness Barranが就任)世界でなお続く新型コロナウイルス感染症パンデミックの下での封鎖措置により、たくさんの高齢者や大人、子供までが隔離状態となる事が多く、「孤独」が健康を阻害する「現代... 編集部
編集部コラム 先人たちの足跡をたどって・・・天然痘ワクチンの開発者 エドワード・ジェンナー 2021年2月21日 天然痘の感染力、罹患率、致死率の高さは古くからよく知られる疫病 として人々から恐れられていた。治癒した場合でも顔面や体に痘痕(あばた)が残るため、忌み嫌われていたと江戸時代の文献には記録がある。エジプトのミイラにもこの天然痘に感染した痘跡がみられた。古い昔から人類を苦しめてきた天然痘を世界で初めて根絶に導いたワクチン開... 編集部
編集部コラム 驚きのサクセスストーリー・小さな貧しい国がコロナ死者たった1名 2021年2月18日 その国はヒマラヤ山中に位置する人口約80万人の王国ブータン。1月7日首都Thimphuの病院で肝臓と腎臓に疾患を持つ34歳の男性がコロナ感染症で亡くなった、この国で最初の死者であり、パンデミックが始まって以来のたった1人の犠牲者である。最初のコロナウイルス感染症が発見されて1年以上、裕福な国も貧しい国も、医療崩壊に苦し... 編集部
編集部コラム 欧州各地で問題に・・・外出規制を破る若者たち 2021年2月14日 一時、5万人を超えたイギリスの新規感染者も減少傾向を示し現在は1万人台が続いており、少なくとも1回目のワクチン接種を終了した人は1450万人に達した。しかしイギリス株の新たな変異、アフリカ株の市中感染の可能性がわかり、科学者によると、今、緩和すればまた感染者は激増すると警告。ボリス首相は2月22日(月)に今後の指針を発... 編集部
編集部コラム 危機感のない非言語メッセージ「緊急事態宣言」を発し続ける日本政府 2021年2月11日 日本は2回目の緊急事態宣言が発令されており、1ヵ月の延長が発表された。しかし新型コロナウイルスの感染拡大に慣れ、自粛疲れも広がる国民の危機感は、昨年4月の前回宣言時ほど高くはなく、自粛の動きは鈍っているとみえる。政治家の度重なる4人以上で会食をしたという事実、政治家が国会休憩中にマスクから鼻をだし、アゴまでおろしている... 編集部
編集部コラム 原因不明の肺炎を訴え続けた中国の医師・李 文亮氏の存在が残したもの 2021年2月7日 新型肺炎の感染が拡大した2019年末、武漢でこの新型のウイルスに関して注意喚起を行ったとある医師がいた。彼は医療関係者として内部告発した最初の数人のうちの1人であり、この肺炎の犠牲者の1人でもある。2020年2月7日未明、この世を去ったこの医師とは、武漢市中心医院の眼科医だった李文亮氏(享年34歳)。 医師の投稿は「こ... 編集部
編集部コラム EU離脱した英国とワクチンを独り占めしたいEU欧州連合とのワクチン争奪戦が勃発 2021年2月4日 世界でもワクチンを求めて醜い争奪戦が始まる気配を見せている。欧州連合(EU)は29日、域内で製造された新型コロナウイルスのワクチンの輸出について規制措置を導入すると発表。EUと購入契約を結んだ製薬会社がワクチンを域外へ輸出する際は、申告と許可が必要となり、EU内への供給が足りなくなると判断した場合は、輸出を差し止めるこ... 編集部
編集部コラム 英国が欧州最大の新型コロナの被害をだしてしまったのはどうしてか 2021年1月31日 世界トップクラスの科学者が集まるイギリスでは新型コロナウイルスの総死者は10万人を超えた。アメリカやブラジル、インドなどの大きな国に次いで世界で5番目に多い。保健関連の英国シンクタンク・キングスファンドによると、イギリスでは2020年の1年間で、過去5年間の平均を基にした年間予測を8万5千人近く上回る約69万7千人が死... 編集部
編集部コラム 中国の野生動物取引が投げかける人類への問題点を考える 2021年1月27日 2020年1月30日にWHO世界保健機構が新型肺炎(Covid-19)の感染拡大が国際的な緊急事態としてから1年が経つ。ここ数十年私達は過去に一度も接触したことのない全く新しいウイルスにさらされているのはなぜか。人獣共通感染症、すなわち動物と人間の間で相互に伝染する病気と野生生物の取引市場の関連性があるのだろうか。我々... 編集部
編集部コラム 新型コロナウイルス感染症よりはるかに高い致死率の「鳥インフルエンザ」に警戒せよ 2021年1月24日 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は「新型コロナウイルスは最後のパンデミックではない。流行時に資金を投じても次のパンデミックには備えない。危険なほど近視眼的な対応を繰り返している」と異例の非難声明を出した。WHOはこの2カ月前に「新型コロナウイルスのように動物を宿主とし、人への感染の恐れがあるウイルスは現在、最大... 編集部
編集部コラム スウェーデン独自の異端感染対策と日本の対策の類似点 2021年1月21日 マスクを奨励しない。強制的なロックダウン(都市封鎖)をしない。基本的感染対策を国民が自ら意識し、実行する事によって、経済活動を一切止めない。レストラン・バー・学校・映画館・スポーツクラブも開いたまま。スウェーデンの独自路線の新型コロナウイルス対策は世界で注目されてきた。しかしこの異端感染対策の根本には意外と日本と類似し... 編集部
編集部コラム コロナ差別・日本人のもつ独特な忌避心理による不潔恐怖。恐れるべきはウイルスで人ではない。 2021年1月17日 歴史的に見て,伝染病やパンデミックは,偏見や差別を誘発しがちである。日本ではコロナに感染した人への差別。医療従事者への差別が大きく取り出たされている。単一民族である日本人独特の神話的思考から読み解く。 日本看護協会が9月にインターネットを通じ、看護師や保健師、助産師や看護食品を対象に行った調査によると、新型コロナウイル... 編集部
編集部コラム 変異種・英国でもはや制御不能、ここまで持ちこたえた医療体制も限界か 2021年1月13日 感染力が通常株より最大7割も強いとされる新型コロナウイルスの変異株が猛威をふるうイギリス。新規感染者数が毎日5万人以上が続き、コロナ入院患者が恐ろしいスピードで急増、患者の年齢もぐっと下がり、重症例も増え続けている。さらには入院から死亡までの期間が短くなったという。ロンドンの一部の地域では20人に1人が感染しており、総... 編集部
編集部コラム 英国・コロナ過(ロックダウン)における政府からの手厚い補償 2021年1月9日 コロナ後の世界を楽しみにしている・・・とある飲食店店主はこう言う。以前としてコロナ感染者数が増減を繰り返している今もなお、世界各国で経済活動をフル稼働できないでいる。変異種による急激な感染者数増加を抑制すべくイギリスでは3回目のナショナルロックダウンに入った。最も大打撃を受けているのはイギリスの飲食・小売業界であろう。... 編集部
編集部コラム 我々の祖先が経験した感染症パンデミックはどう終わったのか・・・ 2021年1月4日 Covid-19 パンデミック。今を生きる誰もが経験したことのない事態がいまだ進行中である。ワクチンによってこの厄介な感染症の収束を世界中で大勢の人々が願っているが、今でも残念ながら私たちの先祖が闘った感染症の多くが、撲滅されないまま残っているのだ。我々の祖先もいくつかのパンデミックを生き延びてきた。彼らが経験した過去... 編集部